これまで治療法がなく、あきらめていたあざやしみも、レーザー治療技術の進歩によって治るようになりました。特定の色素に吸収される波長のレーザーを短時間照射するSP(選択的光熱溶解)という治療法です。
それまでは、あざやしみの治療には、ドライアイス療法やレーザーメスによる治療が行われていましたが、これらの方法では瘢痕が残り、治療前よりも目立ってしまうことが少なくありませんでした。また、治療できるあざやしみの種類も限られていました。
レーザーによるあざの治療が行われるようになりましたが、芳しい成果が出ない状況が続いていましたが、1983年にアメリカのアンダーソン博士によってSPという概念が発表され、レーザー治療が一変しました。アルゴンレーザーを使った方法で、赤い色素に吸収されるレーザーを照射するという考え方ですが、照射時間を短くすることで、連続照射による熱の拡散によって起きる正常な皮膚組織がヤケドする前に、病変部だけを効果的に破壊するというものです。
従来のレーザー療法とSPとの違いは照射時間です。SPでは、まわりの細胞に熱が伝わる前に照射を終えるので、まわりの組織に熱が伝わるのを防ぎ、ターゲットだけを選択的に破壊できます。
レーザー治療には、手術のような恐怖感がなく、外来で受けられ、麻酔をしなくても治療できるケースが多いなどの点で、従来のレーザー治療や手術に比べて優れています。
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